バーコード頭の作業着のおじさん

一昨日、歯医者に行った。
かかりつけの歯医者さんで、もう2〜3年通っているので、
気心がしれている。
午後イチで行ってみると、患者さんはまだ誰もいなくて、
私は診察券を受け皿にいれて待ち合いの椅子に座り、
女性セブンかなんかをぱらぱらとめくっていた。
少しして、受付の窓から『○○さん、○○さん』と呼ばれた。
『へい、なんざんしょ』と答えると、
『○○さん、誰かと話してましたぁ?』と訊く。
『いいえ。私が来てからは誰もいませんでしたし。
第一1人できてるから、話しようがないじゃないですか』
大きな声で独り言、ということも考えられるけど、
それはちょっとあぶないヒトだ。
『そうですよね、でもさっき女の人の話し声がしたんですよ、
だいたい○○さんくらいの年齢の女性の声だったもので』
くらいの年齢の声、って……ちょっとムッとしたがここは押さえて軽く流し、
『それは変ですねぇ』などと答えた。
先生も出てきて、話に加わった。
ときどきこういうことあるんですよ、ここでは、なんて、
話しているうちに、話はどんどん広がり、盛り上がっていった。

その歯科助手の女性は霊感がちょっと強いらしくて、
ときどきあらぬものが見えたり聞こえたりするらしい。
彼女の体験で一番怖かったのは、
友達と車に乗っていて、
すれ違ったRV車の窓に茶色いもやもやがかかっていたのを見たときのこと。
その友達というのもけっこうカンが強いらしく、
彼女に『今の見た?』と、尋ねてきた。
『うん、なんか茶色いもやもやが窓にかかってたね』
『ふーん、茶色いもやもやで良かったね』
『えっ、どうして?何か見えたの?』
『うん。作業服着たバーコード頭のおじさんが窓にへばりついてた』
走ってる車の窓にバーコード頭のおじさんがへばりついている様子はかなり怖い。

ほかにもいろいろ恐怖体験を聞いたり話したりしたのだが、それにしても、
話は治療をしながらだったので、
口をあけたまんま返事したり驚いたりするのはけっこう大変でした。
[PR]

by peteandfluffy | 2005-04-02 12:05 | 雑記  

<< 歯が痛 アンヌゃん、去る >>