テキサスのおじいちゃん

テキサスに、じつは知り合いのおじいさんがいる。
Boyceさんというのだが、
重ねて実はメル友である。
いや、それ以上だ。

10年前、アメリカを旅行したときに、
たまたまコロラドの牧場で同宿した客同士で、
何せテキサス人なのでとてもおおらかで親しみやすい人柄。
たった1日ではあったけど、いろいろ話して楽しかった。

一昨年、たまたまネットサーフしていたら、
その牧場のホームページを発見して、
懐かしくてメールを送った。
宿の若女将(旅館じゃないんだからこう呼ぶのも変だが)が
私のことをちゃんと覚えていてくれて、
メールがあったことを周囲の人に知らせてくれた。
それがBoyceさんにも伝わり、
メールをやりとりしようということになって、
以来続いている。

はっきり聞いたわけではないが、
少なくとも七十歳は超えているだろう。
太平洋戦争に出征した、と言ってたから。

昨年1月に奥さんを亡くし、
その直後に自分がガンと分かり、今闘っている。
血液性の病気で、多発性なんたらかんたらというたちの悪い病気だ。
化学療法に始まり、今は別の治療を受けているという。

すごいのは、
そんな厳しい健康状態ながら、
去年その牧場に行き、1ヶ月ほど滞在したことだ。
過去20年以上にわたって、
狩猟の解禁中その牧場に滞在することが
Boyceさんの“年中行事”。
それを、病にもかかわらず、変わることなく行った。
前向きな姿勢に頭が下がる。
もちろん息子さんが付き添って、
牧場の人たちも病気のことを知っての上で
Boyceさんを受け入れ、
それとなく見守り、気遣っていた。
許した家族の方たちの思いが分かるような気がする。

もう、
どれぐらい生きられるか分からないだろう。
そのことは本人が一番痛切に思っていることだろう。

そのBoyceさんから、ここしばらくメールが来ていない。
一週間ほどだけど、ほとんど毎日交互にやりとりしていたので、
一週間の音信不通は尋常ではない。
心配だ。

心配している、ということを今日メールした。
何事もなければいいのだけれど。

新年最初のメールで
『新しい年をまた一つ迎えることが出来たのは、
 なんと素晴らしいことだろう』と書いていた。
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by peteandfluffy | 2005-01-14 23:32 | 雑記  

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